画像引用元:https://ebravo.jp/archives/13916
今もなお根強い人気を誇る「安全地帯」のボーカリスト・玉置浩二。
実は玉置浩二は過去に統合失調症を患い、入院していたことがあります。
そんな玉置浩二を病気から救ったのは、母親からのある一言だったそうです。
玉置浩二を病気から救った母の一言や、玉置浩二の病気の詳細について詳しくお話しします。
・病気の詳細
・統合失調症から玉置浩二を救った母親の一言
統合失調症と判明
✅玉置浩二は、過去に精神疾患を患って入院しています。玉置浩二が患った病気はどんな病気なのでしょうか?
実は玉置浩二は統合失調症という病気を患っていました。
入院先では薬で1日中眠らされており、薬漬けにされることを恐れた玉置浩二は3日で病院から脱走したそうです。
玉置浩二が統合失調症により引き起こした奇行や、病気の詳細について詳しく確認しましょう。
異常な行動の数々
✅玉置浩二は、統合失調症の影響で今まで数々の異常な行動を起こしてきました。
病気を患っていた時期に玉置浩二が起こした異常な行動は、以下の通りです。
・突然ステージの上に寝転がる
・4曲も曲が残っているのに体調不良を理由にライブを打ち切る
・バンドの演奏を何度もメンバーにやり直させる
・客からブーイングが起きても「嫌なら帰ってくれ」と暴言を吐く
・制止するスタッフを突き飛ばす
・歌番組の生放送をドタキャン
・ライブやテレビ番組で話の内容がまとまらない
こうした玉置喜浩二の自己中ともとれる異常な行動に、ライブではメンバーがボイコットするという結果に。
玉置浩二は、過去に自身の著書の中で1983年頃から統合失調症を患っていたことを告白しています。
当時『ワインレッドの心』が大ヒットしましたが、自分の作りたい音楽ではなかったことから、世間が求める玉置浩二と本来の玉置浩二のはざまで思い悩み、病気を発症してしまったようです。
統合失調症
✅では、玉置浩二が患っていた統合失調症とはどんな病気でしょうか?
統合失調症は、精神疾患の一種です。
何らかの原因で脳のネットワークが働くかなくなり、感情の起伏が激しくなってしまったり急に周りが見えなくなり、人の話を聞けなくなるなどが挙げられます。
症状には「陰性症状」と「陽性症状」の二つがあります。
「陰性症状」は本来あるべき行動が見うけられなくなるもので、以下のようなものがあげられます。
・感情が鈍る
・興味がわかなくなる
・喜びを感じにくくなる
・意欲が低下する
・会話が減る
「陽性症状」は、本来あるべき・見受けられるべきではないことが現れるもので、以下のようなものが挙げられます
・幻覚やありもしない妄想
・話が脱線してうまく言いたいことを伝えられず会話ができない
・人の話に集中しにくくなり、理解が難しくなる
・激しい興奮など行動における問題
なかなか難しい病気で、人間性を誤解されやすいのですが、長い年月をかけてきちんと治療すれば寛解し、治っていく病気です。
とにかく周りの環境や折れない気持ちが大事なので、本人の「病気を治そう」という意思や、周囲の思いやり・理解・寄り添う気持ちが必要になってきます。
統合失調症から救われた一言
✅そんな玉置浩二ですが、病気で苦しむ中母親のある一言で救われたそうです。
精神病院から脱走した玉置浩二は、半年ほど北海道の実家で母親と過ごすことになりました。
その際、母親は以下のような言葉を玉置浩二に贈ります。
「お金のことも、メンバーのことも一切考えなくていいから。
あなたの家族のことも、なんにも考えなくていい。
音楽やってそんなに悩むんだったら音楽やめて、いっしょに農業やろう」
この言葉を聞いて気持ちがラクになった玉置浩二は、地元で友達と楽しく過ごして少しずつ回復に向かっていったそうです。
現在、玉置浩二は統合失調症を克服しています。
ヒット作「田園」の誕生秘話
✅玉置浩二の名曲は多数ありますが、もっとも有名な曲といえば『田園』です。
実はこの『田園』は統合失調症の苦しみの経験から生まれた曲だといいます。
「急いで焦ってしまい、ときに誰かを傷つけてしまうけど、頑張っている自分がいることを認めたい」
そんな思いが『田園』のサビのフレーズ「生きているんだ。それでいいんだ」に込められている気がします。
玉置浩二は統合失調症で苦しんでいるとき、難しい曲ばかりを作ろうとしていたそうです。
しかし、母の一言と地元の友と過ごす日々の中で「もっと楽しく分かりやすい曲を作ろう」と思うようになったんだとか。
たしかに『田園』はキャッチーで明るく前向きですよね。
なんとなく解放感もあり、玉置浩二が病気を苦しみを脱した晴れやかな気持ちで作った曲なのかなとも感じました。
世間の声
では、玉置浩二の病気について世間ではどのような意見があるのでしょうか?
Twitterでの意見を確認しましょう。
玉置浩二さん統合失調症患ってたんか。
統合失調症になってから作った曲が
「田園」。歌詞の解釈が変わるどころの話じゃない。説得力がズバ抜けてる。
— Macky (@Ma01c05ky) May 2, 2022
玉置浩二さんも統合失調症というのを知って勇気が出た。
— タマゴラーメン!(体調不良アカ) (@Message_equal) April 3, 2022
玉置浩二もいかにもだけど彼は統合失調症と双極性障害の2大精神病制覇だって。早いうちから病識持ってて統合失調症からは回復してるとかいう話。統合失調症と双極性障害で、あんな病気っぽくならないでスター性の輝きが消えてない人すごいよ。。
— ねじ虫 (@nejimusi) November 29, 2021
「玉置浩二は病気で大変だったのにスター性があってすごい」「田園はいい曲だ」といった意見が見うけられました。
多くの人に愛されている玉置浩二、今後も無理なく自身の歌いたい歌を歌い続けてほしいですね。
まとめ
今回は、玉置浩二の病気についてお話ししました。
要点をまとめます。
・玉置浩二は統合失調症を患っていた
・発症は1983年頃
・母親からの一言で徐々に病気は回復
・現在は統合失調症を克服
玉置浩二にこんな大変な時期があったなんて、とても驚きました。
当時はとてもつらかったと思いますが、現在は回復しているようで安心です。
今後も玉置浩二には自分の作りたい音楽を素直に作り、無理せず頑張ってほしいなと思います。